本町通り(現アーケード名店街)の店舗は、戦後の応急木造建築で、資材の乏しい時の建築であって既に命数がつきかけ、加えて戦災復興土地区画整理の施行を控え早急な移転改築に迫られていた。
たまたま区画整理区域内に耐火構造の4階建ての百貨店があり、移転困難のため都市計画路線内の部分をアーケードとして保存しようということになった。
百貨店のみに止めず商店街のすべてをこのような型式とすることを認められたいと地元民から市当局に陳情するに至った。
ここにおいて市は、百貨店を含めた有階アーケード式の不燃共同建築化を企画し、都市計画道路の巾員20mを現在道路巾の12mに縮小し、両側に3.75mの共同用歩廊を設ける計画をし建設省と約一ケ年に亘る交渉の結果異例とされるアーケード街の現実をみたのである。

商店街の不燃化 沼津防火建築帯 静岡県・沼津市より抜粋

こちらのページでは昭和20年代建設当時の現存する貴重な資料をデータ化(PDF)し、多くの方に見ていただけるように致しました。
当時建設に関わった方々の希望やバイタリティ、ご苦労が感じられるものとなっています。

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建築工事は東側から始まり、仮店舗が通りの中央に建築されました。
昭和20年代中頃、仮店舗建築の様子。    昭和20年代中頃、仮店舗の様子。

     

右側が道路の中央に作られた仮店舗

   

      建築中の様子

  

    

     沼津市本通防火帯区画図

    

   沼津市本通防火帯共同建築基準図

   

           


昭和20年代 現沼津アーケード名店街建築資料



沼津市町方町防火帯新築工事設計図 敷地図   財団法人 建設工学研究会


各棟 完成イメージ図 6枚


商店街の不燃化  静岡県・沼津市制作 リーフレット


防火帯共同建築 -沼津市本通建設の実際を見る-  社団法人セメント協会作成 小冊子


防火・美観地区指定告示  沼津朝日新聞 昭和28年4月14日


巷の声 -完成近づくアーケード-  沼津朝日新聞 昭和29年9月10日




  
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